数式・関数・参照などの分析機能



分析タブ: 数式や参照を自在に操作

分析タブに関数や数式を自在に操作する機能を多数搭載。関数や数式を自動入力でき、セルの参照や参照のトレースを自在に操作できます。数式をメニューに登録できるため、複雑な数式も簡単に入力できます。不可能を可能するリボンのカスタム機能により、数式の参照やビューのなどの基本機能を大幅に機能拡張します

他にデータのチェック、入力変換、文字種の変換、文字の追加・挿入・抽出・削除、空白の全角・半角変換、乱数の自動入力、等々の多種多様な処理が可能になります


Point: 関数・数式の入力の自動化 関数や数式の入力を自動化。メニューから簡単に自動入力できます。利用頻度の高い関数は、メニューから簡単に入力できます。年齢や学年の関数も瞬時に入力できます。関数の自動変換機能により、数式をROUND関数やエラー関数に自動的に変換できます。独自の数式は登録でき、メニューから登録した数式を入力できます
  • 関数ボタンのクリックで、数式バーに "=" を入力して編集状態で停止
    セルが未入力なら、数式バーを数式の入力状態にして停止。入力済みなら、数式バーの最後尾で入力状態で停止。数式を即座に編集できます。数式の編集状態でクリックすると、関数入力のダイヤログが表示されます
  • 年齢・学年の関数の自動入力
    年齢は、生年月日のセルと関数を入力する2つのセルを選択。エラーを自動的に回避する年齢の関数を自動的に作成。学年の関数は、VLOOKUP関数で生年月日から学年を自動的に表示する関数を自動的に作成。利用頻度の高い関数を即座に自動入力できます
  • 6つの関数メニューに、300種類もの関数を装備
    メニュー内の関数には説明文が付いているため、必要な関数を即座に利用できます
  • 数式を表示形式を元にして、ROUND関数に自動変換
    セルに設定した、数値の表示形式の小数の位置を自動的に認識し、ROUND・ROUNDDOWN・ROUNDUPの関数に自動的に変換。相互に変換もできます
  • 数式をエラー関数に自動変換
    数式を、エラー関数で囲む形式に自動的に変換。数式がエラーの場合に、適切な表示にできます
  • 数式の参照形式をボタンで操作
    数式のセルの参照形式は、編集中なら一つの参照にマウスを移動し、参照ボタンのクリックで個々の参照形式を変換できます。数式内の参照形式の一括変更は、参照メニューから行えます。個々の参照形式と、数式全体の参照形式を、ボタンとメニューから操作できます
  • 作成した数式を登録し、メニューから自動入力できる
    作成した数式を、セルから取り込み、数式をデータとして一括登録できます。登録した数式は登録メニューに表示され、セルに自動入力できます

Point: 名前機能の拡張 セルの範囲は名前を付けて、絶対参照の範囲として参照できます。この名前には[ブックレベルの名前][シートレベルの名前][定数・数式]の3種類があります(テーブル名は除外)

セルの範囲を、ブックレベルとシートレベルの2種類の名前してダイヤログから登録できます。ブックレベルの名前は、全てのシートから参照して利用できます。シートレベルの名前は、シート内でしか参照できません。名前を利用する名前メニューには、シート内のシートレベルの名前しか表示されません。一つの名前を、別のシートで違う範囲として活用できます


名前は、定数と数式も登録でき、エクセル上で利用できる定数として定義できます。ブック内の全てのシート上で、定数として活用できます。この登録は、セルに入力した定数・数式から、直接名前を登録できます。名前メニューから、定数・数式の種類と内容が判別でき、直接数式に挿入できます
  • ブックレベルの名前
    ブック内の全てのシートで利用できるセル範囲名。名前メニューでは、全てのシートで表示
  • ブックレベルの名前
    ブック内でしか利用できないセル範囲名。名前メニューでは、シート内の名前のみ表示
  • 定数・数式
    ブック内の全てのシートで利用できる定数・数式。名前メニューでは、全てのシートで表示
ブックレベルとシートレベルと名前をダイヤログから設定する事で、名前の競合(ブックレベルの名前とシートレベルの名前は、同じ名前が共存可能。共存した場合、シートレベルの名前が優先される)を防ぐ事ができます。定数と数式は、選択セルから内容を直接登録できます
  • ブックレベルの名前・シートレベルの名前・定数・数式の名前を、ボタンとメニューから登録と各種操作ができる
セルの名前は、名前メニューから簡単に操作できます。メニューに表示される名前には、種類ごとにアイコンと内容が表示され、名前を適切に利用できます。数式の編集中にメニューから名前入力でき、それ以外はセル範囲名に移動して確認できます。名前の数式への入力と、名前の範囲を確認できます


Point: 数式の参照形式の変更 数式の参照形式の変更を、数式バーでの個別の変更と、数式全体の一括変更の2種類の方法で行えます。参照ボタンの連続クリックで、数式バーでの編集中の個別の参照形式を、絶対参照・相対参照・行の絶対参照・列の絶対参照の4パターンに順次切り替えできます。マウスで変更する参照をクリックするだけで変更できます

数式内の全ての参照形式の一括変更変更は、下のメニューから行えます

Point: 参照の的確な確認 数式の参照セルのトレースは、複数のセル範囲を一括してトレースできます。数式を作業ウィンドウで操作でき、参照セルに移動し、値の入力での値の変化を確認できます。数式の参照セルが一つの場合には、ボタンの連続クリックで相互移動ができます。数式の参照を、的確に操作できます

Point: ビュー機能の拡張 エクセルのビューは、印刷設定(印刷用紙・ページ設定・印刷範囲)、行列設定(オートフィルタ・行列の表示・非表示)、画面設定(画面倍率・画面の位置・選択セル)の3種類を記録します


ビューの登録で、シートの状態を複数の設定で切り替えられます。印刷用紙を変え、印刷範囲を変え、表示する行列を変えての印刷、オートフィルタの再現、画面の表示の切り替え等を、ビューによって再現できます。シートの設定を登録し、随時切り替える機能がビューになります。このビュー機能を拡張し、シート単位に効率的に利用できるようにしています


ビューの機能はシート名を基準にして、シート単位に管理します。ビューの再現では、影響は現在表示しているシートだけに限定されます。他のシートには一切影響はありません

ビューメニューには、シート内のビューのみを表示して操作できます。ビューには[行列・印刷][印刷][行列][画面]の4つの種類あり、状況に応じたビューの登録ができます。ビューは[印刷設定][行列設定][画面設定]の状態を記録し、再現できます。それぞれ個別に記録でき、全てを一括して記録できます。通常は全てを一括して記録しますが、個別に登録ができるようにしています。通常のビューの再現では全てのシートの状態が変化しますが、シート単位で機能するよう操作しているため、シート外には一切影響はありません。完全にシート単位のビューの操作ができます


通常のビューは、シート単位で管理できません。シート単位に管理できるように、ビューの名前にシート名を付与しています。ビューを表示するビューメニューには、表示しているシートのビューしか表示されません(シート名は表示されない)。多数のビューを登録しても、効率的に運用できます。ビューを登録する前に、必ずシート名を決定しておきます。通常登録したビューや、登録後にシート名を変更しても、オプションメニューの[ビューの名前の適正化]により、自動的に修正できます

登録したビューは、ビューメニューに種類に応じたアイコン付きで表示されるため、ビューの種類を的確に把握できます。通常のクリックでビューを再現し、[Shift]キーを押しながらクリックすると現在の表示をビューに再設定、[Ctrl]キーを押しながらクリックすると削除できます。ビューをシート単位で、的確に操作できます

ビューの登録では、まず最初に基準となるビューを登録します。[行列・印刷]で全ての基準となるビューを登録します。基準となるビューを登録しておかないと、元の状態に戻せません。基準となるビューを登録してから、各種ビューを登録します。ビューを登録するには、必ず最初の基準となるビューの登録が必要になります。名前にも、基準と分かる名前を付けます(ビューの名前に番号を付けて登録すれば、番号順に表示されます)。ビューはシート上に、必ず2つ以上必要になります

Point: 乱数の入力 選択範囲に入力データの見本として、乱数を一括して入力できます。乱数は実数の整数を、開始値と終了値に設定して入力できます。乱数は、重複する乱数と、重複しない乱数の2種類で入力できます

Point: 特殊文字の連番の一括入力 数値と特殊文字の連番を、選択範囲に一括して入力できます。値をそのまま入力する方法と、セルの値の前方に追記する2種類の方法で入力できます

Point: 文字の追加・抽出・削除 文字の追加・抽出・削除を、作業ウィンドウから適切に行えます。[前方・後方・前方の指定位置・後方の指定位置]の4種類で、的確に操作できます

操作の結果をアクティブセルの値に適応して表示するため、結果を予測しながら操作できます。全体に適応した結果も、ダイヤログから確認できます。結果を予測した上で、セルの値を変更できます

Point: 空白の文字操作 文字の空白を、自在に操作できます。全角空白と半角空白への変換、空白の削除、前後の空白の削除等ができます。見出しなどの文字として、文字間に半角・全角の空白を挿入する事もできます

関数の自動入力
関数を自動入力できます
●関数の入力
空白のセルの場合は [”=”] を入力して編集状態で停止
編集中にクリックすると、関数ダイヤログを表示
●常用関数の自動入力
上部のボタンで、合計関数を入力
下のメニューから、常用する関数を入力(日付・年齢・学年等)

●関数の自動入力
約300もの基本関数をメニューから簡単入力。数式に説明文があるため、適切に数式を選べる
●数式の参照形式の変換
上部のボタンで、編集中の参照アドレスの参照形式を切り替えます
下部のメニューから、数式全体の参照形式を一括して切り替えます
●ROUND関数の自動入力
既存の数式を、表示形式の少数桁を元にしてROUND関数に自動変換
既存の数式を、エラー関数に自動変換

名前の操作
セル範囲の名前を適切に設定できます
数式の編集中に、メニューから名前を自動入力できます
●名前の参照と名前の管理
メニューに[名前]を一覧表示(シートレベルの名前はシート内のみ表示)
セルの編集中は、クリックで名前を自動挿入。それ以外は範囲を選択
参照は[ブックレベル・シートレベル・定数]をアイコンを表示。判別が瞬時可能
 ・[Shift]キーを押しながらクリック … 現在の選択範囲を、クリックした名前の範囲に再設定
 ・[Ctrl]キーを押しながらクリック … 名前の削除

アクティブセルに揃える
●アクティブセルの値に揃える
選択範囲のセルの値を、アクティブセルに揃えます([F2]+[Enter]キーの自動入力)
数式の参照アドレスへの移動

・ 数式の参照アドレスへの移動。数式の値を確認しながら、参照アドレスの値の修正ができる
・ 数式に参照範囲が一つの場合、ボタンの連続クリックで相互移動ができます(途中解除が可能)

分析の操作
並び替えや参照のトレースが簡単に行えます
●並び替え・オートフィルタ・エラーチェック・数式の検証・検索と置換・参照のトレース
・ 並び替え・オートフィルタ・エラーチェック・数式の検証・検索と置換の通常機能
・ 参照元・参照先・エラーのトレースを、複数のセル範囲で一括トレース
●並び変えの簡易機能
並び変える範囲を選択しクリックするとボタン・オン。並び替えモードに移行(再クリックで解除)
並び変える列のセルを選択すると、昇順・降順ボタンのクリックで、瞬時に並び替えます

ビューの機能
●ビューの管理
・ ビューをシート単位に管理。シート内のビューのみをメニューから再現
・ ビューを種類に応じて作成し、メニューから自在に再現できます
・ ※ビューの再現は、現在表示しているシートに限定されます。他のシートには一切影響はありません
 (ブックの保護にプロテクトが掛かっていると処理しません)


データのチェック機能
●多種多様なデータのチェック
・ 数値チェック:範囲内の数値チェック。数値以外を選択
・ 未入力チェック:範囲内の未入力チェック。未入力を選択
・ 少数桁チェック:範囲内の数値に少数桁があるかチェック。少数桁のある数値を選択
・ 重複チェック:選択範囲の値が重複していないかチェック。重複データの最初を選択
    プログラムでチェックするため、気軽に重複チェックが行えます
・ 表示と値の差異チェック:表示と値が異なっていないかチェック
    セルの表示とデータの違いを簡単にチェックできます


データの変換機能
●データの変換
・文字を各種文字種に変換
・数字を一文字の漢数字に変換・一文字の関数を数字に変換
・表示の値を、セルの値としてセット

数値の変換
●数値の符号の変換と、直接加減乗除
・ セルの数値を、ブラス値とマイナス値に変換
・ セルの値に直接加減算(表示の桁未満を四捨五入)

連番の入力と追記
●連番の入力と追記と乱数入力
・ 数値や記号の連番を一括入力
・ 数値や記号の連番を、セルの値の先頭に一括入力
・ 選択範囲に、乱数の入力と、重複しない乱数の入力

文字の操作
●作業ウィンドウから、文字を追加・抽出・削除
文字の前方・後方・指定位置に、文字を追加・抽出・削除。途中の結果を確認しながら操作できます
結果の予測をダイヤログで確認してから、実際の操作ができます


空白の操作
●文字の空白を自在に操作
・空白を全角空白と半角空白に変換
・空白の削除、前後の空白の削除、値の空白と表示形式の空白の削除
・文字間の空白を一つの全角と半角の空白に統一。相互変換も可能