エクセルの読み上げアドインで、セルの値を適切に読み上げます。表示形式に応じた適切な読み上げが可能で、文字と数値の混在した記号を適切に読み上げます。記号はデータに応じた適切な読みに変換します。データに応じた読み方に適切に自動変換するため、エクセルのデータに特化した読み上げチェックが行えます
データ入力の補助機能も搭載しているため、データの入力も効率的に行えます
◆読み上げチェック機能の特徴
- セルの表示を読む
セルの値を読むのではなく、セルの表示を読みます。セルに設定された表示形式を判断して、適切に読み上げます。漢字はフリガナがあれば、フリガナを読み上げます
セルの内容を文字と判断した場合、フリガナを取得して読みます。数値と判断した場合、表示の数値を読みます。数値と文字の表示形式を適切に設定する必要があります - 読み上げの合図をする
チェックの体制を取れるように「読み上げチェックを開始します」と合図をしてから読み上げます。読み上げ時に行列が変わると、「次の行」「次の列」と合図をします。枠の固定で見出しの位置を指定している場合、「次の行、×××」「次の列、×××」と見出しを付けて読み上げる事ができます
未入力のセルは「なし」と読みます - 記号を適切に読む
記号を適切に読み上げる事ができます。文字間の「-」を「ハイフン」と呼び、記号を一文字として読み上げます。時間や日付の記号を表示形式から類推し、「10/2」を表示形式から「10月2日」と読み上げます - 文字と数字が混合している場合、数値を区切って読む
数値の表示形式が設定されていない場合、文字と数字が混合していると、数値は区切って読み上げます。数値の表示形式が設定されている場合は、数値読みをします
アルファベットや記号も一文字ずつ区切って読むため、品番などを適切に読み上げます
アルファベットは一文字ずつ「エイ・ビィ・シー …」と読み、数値も「イチ・ニィ・サン …」と一文字ずつ読み上げます - 読み上げの一時停止ができる
選択範囲の一括読み上げでは、読み上げと同時に選択範囲を記録します。読み上げ中にダイヤログを表示し、任意のキー入力で一時停止できます。停止時に停止位置と選択範囲を記録しているため、再読み上げで停止した位置から再読み上げできます。一時停止は、停止やリセットで解除できます - 入力の確定と同時に読み上げができる
入力の確定と同時に読み上げができます。入力しながらデータの確認ができます
入力と読み上げは分離されているため、読み上げ中に次の入力ができます - 枠の固定機能で見出しを特定
枠の固定機能で見出しの位置を特定している場合、様々な機能を利用できます。読み上げ中に行列の位置が変わったら、見出しを付けて読み上げできます。数式などでセルをロックした行列を、一括して非表示にできます。枠の固定の先頭セルを、入力セルに固定し、入力セルが常に先頭になるように設定できます - ボタンのオン・オフで機能切替え。リセットボタンで一括リセットが可能
各種機能は、ボタンのオン・オフで切替でき、リセットボタンで機能の一括リセットができます
リセットボタンで読み上げ機能を一括リセットし、初期状態に戻せます
◆読み上げチェック前の事前設定
- セルに適切な表示形式を設定
表示形式を判別して適切な読み上げ方をするため、データに応じた適切な表示形式を設定しておきます。文字データには文字の表示形式、数値データには数値の表示形式、日付時間のデータには日付時間の表示形式を設定します。文字・数値・時間等が混在する場合は、標準の表示形式を設定します
- 枠の固定機能で見出しの位置を確定する
見出しの位置を固定すると、データの位置をチェックしやすい位置に移動できます。読み上げ中に行列が変わったら、見出しを読み上げることもできます。数式などが入力された行や列を、瞬時に非表示にできます
データのチェックと同時に、データ入力に便利な機能も搭載しているため、データのチェックと入力を効率的に行えます
読み上げの音声(人物)を変える事で、好みの音声で読み上げます。読み上げの速度を落とす事で、データの確認がより確実に行えます。音量の調節により、適切な音量で読み上げます
マイクロソフトの音声合成エンジンは英語と日本語の2種類があり、日本語で読み上げる場合は「Haruka」を選択します
表データを読み上げる場合、枠の固定で見出しの位置を特定しておきます。枠の固定により、枠の固定に関する各種を利用して、表データをチェックのしやすい位置に移動できます
読み上げ方は、オプション機能で設定します。読み上げは、アイコンの方向に読み上げます。見出しの読み上げや、旧数字での読み上げができます
一時停止の解除は、停止ボタンかリセットボタンで行えます
- 読み上げ方向の決定
一括読み上げは、読み上げ方向に読み上げます。クリックで「右方向」と「下方向」に順次切り替えできます。読み上げと同時に、セルの移動方向も自動的に変更されます。セルの移動方向の変更にも利用できます - 行列の変わり目に見出しを読み上げる
枠の固定機能で見出しを固定している場合、読み上げの行列が変わった時に、見出しを読み上げる事ができます
「次の行、[行見出し]」、「次の列、[列見出し]」と読み上げ、行列の確認ができます - 旧数字で読み上げ
文字とみなされた数字を旧数字(まる・ひと・ふた・さん・・・)で読み上げします。文字の表示形式を設定したセルの数値を、旧数字で読み上げます - 表のロックされたセルの列を一括非表示
枠の固定で見出しの位置を特定している場合、表内の数式などをロックしたセルの行列を、一括して非表示にできます。データ入力のセルのみ表示して、データを効率的にチェックできます。ボタンのオフで、元の状態に戻せます
チェックに不要な行列を非表示にして、元の状態に簡単に戻せます
- 選択範囲の拡大
選択した範囲を、画面全体に拡大表示します。ボタン・オフで元の画面に戻せます(クリックでボタン・オン。ボタン・オフで解除)
- 固定入力(移動イベント)
枠の固定機能で見出しを固定している場合に、先頭のセルが常に入力セルになるように自動調節します。セルが移動すると、自動的に先頭のセルになるように画面が自動調節されます。見た上、入力セルが先頭セルに固定されます(クリックでボタン・オン。ボタン・オフで解除)
※数式のセルは自動的に避けます
- 範囲移動(移動イベント)
一つの連続したセル範囲を、移動範囲に限定します。選択したセル範囲以外には移動できません(移動イベント)。データの入力範囲を限定できます(クリックでボタン・オン。ボタン・オフで解除)
- 非ロック移動(移動イベント)
シート内のロックが解除されたセルのみ移動できます(移動イベント)。数式などのセルがロックされたセルには移動できません。データの誤入力を防げます(クリックでボタン・オン。ボタン・オフで解除)
ボタン・オンの機能はリセットボタンで全ての機能をオフにして、読み上げ前の初期状態の画面に簡単に戻せます
▼読み上げタブ
▼読み上げの基本設定:
音声・速度・音量の設定 音声(種類)・速度(0~-5)・音量(10段階) 設定は保存され、常に同じ設定で読み上げる |
リセット 読み上げを初期状態にリセット。読み上げの各種操作を完全にリセットできます ボタン・オンの各種機能を全てオフにします |
▼読み上げ機能: 選択範囲の一括読み上げと、入力と同時に読み上げる2種類の方法
読み上げ・停止 [読上]で読上げ開始。任意のキー入力で一時停止。再クリックで停止位置から再読み上げ。[停止]で一時停止をリセット |
選択しているセル範囲を一括して読み上げ。[読上]で読み上げダイヤログを表示。任意のキー入力(Enter・Spaceキー等)で一時停止。アイコンの表示が変わります。一時停止した後にセルの各種操作ができます。読み上げ範囲と一時停止位置を記録しているため、再クリックで停止位置から再読み上げを開始します
入力読み上げ 入力と同時にセルの値を読み上げます(ボタン・オン) 再クリックで解除(ボタン・オフ) |
▼読み上げの各種オプション設定: 各種オプションにより、効率的な読み上げができます
読み上げ方向 アイコンの表示方向に読み上げます。クリックでアイコンの表示を順次切り替え |
行見出しの読み上げ ウィンドウ枠の固定で、行見出しを固定している場合に、読み上げ中に行が変わると行見出しを読み上げ(ボタン・オン)。再クリックで解除(ボタン・オフ) |
列見出しの読み上げ ウィンドウ枠の固定で、列見出しを固定している場合に、読み上げ中に列が変わると列見出しを読み上げ(ボタン・オン)。再クリックで解除(ボタン・オフ) |
旧数字で読み上げ 文字とみなされた数字を旧数字(まる・ひと・ふた・さん・・・)で読み上げ(ボタン・オン)。再クリックで解除(ボタン・オフ) |
非ロックの行列のみ表示 表内のロックされた行列を一括して非表示(集計行列)。ロックが解除された行列のみ表示(ボタン・オン)。再クリックで行列を再表示して解除(ボタン・オフ) |
Point
ウィンドウ枠で行列の見出しを固定すると、読み上げで行列が変わった場合に、見出しを読み上げる事ができます。見出しの読み上げで、データの位置を把握しながらデータのチェックが行えます
▼表の各種操作: セルの選択や行列の操作により、データチェックを補助します
非ロックのセルの確認 表内のロックが解除されたセルを一括して選択。非ロックのセルを瞬時に確認できます |
ウィンドウ枠の機能 ウィンドウ枠の設定と解除・先頭セルを表示・選択範囲を枠の先頭に表示・選択範囲を枠の右側に表示・選択範囲を枠の下に表示 |
行データの選択・列データの選択 表内のアクティブセルの、ロックが解除された一行のデータ・一列のデータのを選択します。ウィンドウ枠が固定されている場合、枠の先頭に表示します |
選択セルの行を非表示・選択セルの列を非表示 選択したセル(行列全体の選択は不要)の行(列)を非表示にします(ボタン・オン) 再クリックで行列を再表示して解除(ボタン・オフ) |
チェックに不要な行列を非表示にして、チェックに必要な行列のみ表示できます。チェック終了後に、元の表示に戻せます。シートを保護(パスワード設定時は不可)していても操作できます
▼セルの各種操作: 表示切替やイベントにより、誤入力を防ぎます
セル範囲の移動 選択範囲を上下・左右の方向に移動できます。ウィンドウ枠を固定している場合、移動と同時に見出しの右(下)に表示します |
選択範囲の拡大 選択した範囲を画面全体に表示(ボタン・オン)。表示を大きくして入力を補助します。再クリックで元の画面に戻して解除(ボタン・オフ) |
入力位置の固定(移動イベント) ウィンドウ枠を固定した表に対して、入力セルを常に先頭に表示(ボタン・オン)。セルの移動と同に画面が自動的にスクロールして、入力セルを常に枠の先頭に表示します。再クリックで解除(ボタン・オフ) |
[Home]・[End]・[方向キー]・[Enter]キーのみ利用するようにします
選択範囲のみ移動(移動イベント) 一つの連続した選択範囲内(飛び飛びの選択範囲は不可)のみルの移動が可能(ボタン・オン)。選択範囲外のセルは選択できないため、誤入力を防げます。再クリックで解除(ボタン・オフ) |
非ロックのセルのみ移動(移動イベント) セルのロックが解除されたセルのみ移動が可能(ボタン・オン)。ロックが解除されたセルにしか移動しないため、誤入力を防げます。再クリックで解除(ボタン・オフ) |
Point
[入力位置の固定]を行った後、[選択範囲の拡大]を行うと、入力セルを最大限に拡大し、常に行見出しと列見出しを確認しながら入力できます。入力位置の固定により、入力セルは常にウィンドウ枠の先頭に表示されます
セルに、数字・文字・時間・日付等の表示形式を適切に設定します。表示形式に応じた適切な読みを、自動的に行います。漢字はふりがなを読み、文字の表示形式を設定していれば、数字も文字として読み上げます
数値(時間・日付)として認識されないアルファベットと数値は、一文字ずつ分割して読み上げます。標準的な記号や数値の単位も適切に読み上げます(要望があれば随時追加)
読みの速度の調節と強調した読み上げにより、数値と文字の混在した文字を的確に判断できます。データの読みを表示形式に応じた専用の読み上げ辞書によって行うため、データに応じた適切な読み方ができます。読み方をエクセル側で完全に制御しているため、エクセルに特化したデータチェックが行えます
Windows8・10の場合は、インストールと同時に利用できます。Windows7の場合は音声エンジンをインストールしないと利用できません。インストールのページの指示に従って、音声エンジン・言語ファイル・レジストリの登録を行ってください(他の音声エンジンをインストールしている場合は必要ありません)